F20号（727×675mm) タイトルのGetrudeは、ドイツの詩人で作家のヘルマン・ヘッセが執筆した長編小説「春の嵐」の、ドイツにおける原題です。 Getrudeという自体は、ドイツ語では女性の名前で、「春の嵐」という意味ではないのですが、この言葉の持つ響きに、桜吹雪の舞う春の嵐を連想してタイトルとしました。 わたしは、対象物から色彩や質感などの要素を抽出し、純度を高め再構成して抽象画を描いています。 このシリーズでは、桜の老木をモチーフに、満開の桜の持つ圧倒的な輝きと大気に広がる余韻、硬い樹皮などを描くことで、寒く厳しい冬が続いても春はきっと来るという「希望」を表現しています。 空間に存在するだけで、見ているだけで明るい気持ちになれる、これから未来への希望が持てる、そんな作品を目指しています。 この『Gertrude〜春の嵐〜』は、 若手アーティストの登竜門であるコンクール『Artist New Gate 4th』において、 協賛メーカー特別賞の「リキテックス賞」を受賞いたしました。 また、すこし画像も載せていますが、以下の会場で展示いたしました。 2024年 『Artist New Gate 4th 　ファイナリスト展』あべのハルカスアートギャラリー（大阪） 『現代美術日韓展』　ギャラリークボタ（東京・京橋） 2025年 『石倉かよこ個展　SAKURA Pink 2025』創英ギャラリー（東京・銀座）